「JLAの発表を受けて」

 

昨日の15時に日本ラクロス協会が発表した文の中に、「入れ替えは行わない。」と書いてあった。

 

去年からずっと1部昇格を目指してきた、横国男子ラクロス部にとって、重すぎる連絡だった。

 

今年のチームで1部昇格を目指せなくなること。

正直、このような社会情勢だから仕方ないとは思うけど、やはりこの4年間を振り返ると悔やんでも悔やみ切れない。

 

今年は365日絶対毎日クロスを触るって決めて、雨の日だって、家の中でクロスワークの練習したり、雨に打たれながら壁当てだってして、ずっと触り続けてたけど

 

今日はクロスを見るのさえも嫌で、触ることができなかった。

 

筋トレをしても、何もためにしているのかわからなくなって途中で泣きたくなった。

発表があった日はタバタをすることもできなかった。

 

これまで、入れ替え戦に勝つため、と繋ぎ止めてきたものが一気に崩れた気がした。

 

それだけ今年のリーグ戦にかけてきたし、絶対に1部昇格できると思っていた。

1部昇格に相応しい、コロナ期間を過ごしてきた自信がある。

だからこそ、本当に悔しい。

 

みんなとあの緊張感の中でプレーし、OFのみんなの得点でチームを勝たせたかった。

そして最後の集合写真で最高の笑顔で撮るところまでは未来記憶できていたのに、、

 

とは言え、最上級生であり、リーダーである以上、次の目標を一早く決め、組織を停滞させず前に進めて行かなければならない。

 

となると、間違いなく今の俺たちが目指すべきものは

「来年の1部昇格」である。

 

だから、早く代替わりしよう!引退して身をひこう!とは全く思わない。

 

早く引退して身を引くことは、すごく簡単な選択肢である。

そして、周りから、コロナ世代、可哀想な世代と言われることになる。

 

絶対にそんなこと言われたくないし、言わせない。

コロナ最強世代って言わせたい。

コロナがあったからこそ、俺たちは強くなったと。

いまの4年生のおかげで、来年1部昇格できた、と言わせたい。

 

1部昇格への1番の近道は、4年生がここで踏ん張って頑張りを見せて、下級生の目標となる存在であり続ける事であると自分は思っているから。

 

また、結果で目標が残せなくなった以上、結果以外での目標設定を行い、「価値を生み出すチーム」になること、チーム理念を一番体現する年にすること。

 

そうた、中井、かずひさを筆頭としたofメンバーにとって、まだまだ高い壁であり続けたいし、切磋琢磨できる存在でありたい。

dfにも、まだまだ越えられないと思わせる存在でありたい。

 

一緒にラクロスをすることでしか、伝えられないことをもっともっと伝えたいし、もっとラクロスを楽しみたい。

 

いまのラプターズのみんなが本当に好きで、こんなに信頼できる仲間を持ったのは初めてだから、

尚更期待に応えたいし、引退しても一番近くで応援したいと思う。

 

ここで、やる気が落ちてしまうことは仕方ないし、なかなか切り替えられないと思う。

だけど時間がかかってもしっかり立て直して、もう一度高い緊張感の中で練習をすることが来年の結果に繋がると確信している。

 

これが正しいかなんて本当にわからない。

不安でいっぱいだし、自主練をどんなモチベーションでしていいのかもわからない。

チームのベクトルをもう一度揃え直すのは難しいことだとはわかってる。

 

だけど、今はいろんな人の話を聞いて、逆に成長できるチャンスだと思って、前を向いてやっていこう。

 

10年後に、こんな経験ができて、幸せだった、と同期で笑いながら話せるように。